女子には関係ないって思ってない?思春期ニキビと男性ホルモンの関係 | チルコレ

[記事公開日] 2018/02/13
SatoKaede

女子には関係ないって思ってない?思春期ニキビと男性ホルモンの関係

多くの中高生を悩ませる思春期ニキビ。10代は第二次性徴といって大人の体に変化するための大事な変化の時期で、この時期に起こるホルモンバランスの変化が思春期ニキビの大きな原因です。今回は、とりわけ思春期ニキビに影響の大きい「男性ホルモン」についてお話しします。

  • 目次

女の子も男性ホルモンを分泌するの?

性ホルモンには大きく分けて男性ホルモンと女性ホルモンがあり、第二次性徴において男女の体つきの差や生殖機能に影響を与えます。

その名前から男子には男性ホルモン、女子には女性ホルモンしかないと思われがちですが、実は男女ともに両方の性ホルモンが存在しているのです。

男性ホルモンには筋肉や骨を発達させる役割があり、男子の場合、思春期以降に分泌が活発になって男性らしいガッチリとした体が作られます。

また、女子においても男子の5-10%ほどですが卵巣や副腎という臓器から男性ホルモンが分泌され、筋肉や骨の発達に影響を与えています。

思春期ニキビと男性ホルモンの関係

男性ホルモンには骨や筋肉の発達以外に、皮脂の分泌を活発にし皮膚を硬く頑丈にさせる働きもあります。

とくに思春期は男性ホルモンの比率が男女とも高い傾向にあり、顔がテカりやすい、ベタつくといった症状は男性ホルモンが大きく関係しています。

そして過剰に分泌された皮脂と毛穴汚れが混ざり合うことで、毛穴づまりを起こしニキビが発生するのです。

さらに男性ホルモンの働きで皮膚が硬くなると、ニキビが治りにくく跡になりやすいという悪影響もあります。

このような第二次性徴に伴うホルモンバランスの変化は13〜17歳をピークに自然と落ち着くため、それに合わせてニキビの発生もだんだんと少なくなるのが一般的です。

大人ニキビと思春期ニキビの違い

ニキビには大人ニキビと思春期ニキビがあるのをご存知でしょうか?

名前から見てもわかる通り、ニキビができる時期に違いがあるのですが、ニキビ発生のメカニズムに大きな違いがあるのです。

思春期ニキビはこれまでにもお話しした通り、ホルモンバランスの変化によって男性ホルモンの比率が男女ともに高くなり、皮脂の分泌が過剰となって毛穴づまりを起こすことが原因です。

さらに思春期の場合、このようなホルモンバランスの変化は大人になるために避けて通ることのできないものです。

一方で大人ニキビの場合は、男性ホルモンが増えるという点では同じですが、その原因はストレス、睡眠不足、不規則な食生活など生活習慣の乱れによるものです。

生活習慣が乱れることで自律神経のバランスを崩し、その結果ホルモンバランスにも影響を与え男性ホルモンが増加します。

男性ホルモンが増加すると肌が乾燥しターンオーバーが乱れ、角質が硬くなってニキビができやすくなります。

思春期のホルモンバランスの変化は成長するための必須条件であり一時的です。

一方、大人のホルモンバランスの変化はストレスや生活習慣の乱れによるものがほとんどで、生活習慣を改善しない限りホルモンバランスも安定せず、大人ニキビを繰り返すという特徴があります。

男性ホルモンを抑えられるの?

大人ニキビの治療方法のひとつに「ホルモン治療」というものがあります。

ニキビの原因が男性ホルモンの作用による過剰な皮脂の分泌であることに着目し、お薬を用いてホルモンバランスに変化を与え皮脂の分泌を抑えてニキビを治療しようというものです。

具体的には低用量ピルやスピロノラクトンという飲み薬を用いて治療します。

低用量ピル

低用量ピルは主に「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンから作られています。

ピルを飲むことで女性ホルモンを補給し、男性ホルモンの作用を抑えるのが目的です。エストロゲンには皮脂の分泌を抑え、肌のキメを整える美肌作用があります。

スピロノラクトン

もともとは心不全などに用いられるお薬ですが、男性ホルモンを抑える作用があるためニキビ治療にも用いられています。

思春期ニキビにはおすすめできません!

これらのホルモン治療は、ホルモンレベルでニキビを予防・治療するため高い効果が期待できますが、思春期ニキビにはおすすめできません。

なぜなら、思春期のホルモンバランスの変化は成長するための大事な変化であり、体にとって絶対に必要なものだからです。

思春期ニキビに対してホルモン治療を行うことは、成長過程に必要なホルモンバランスの変化を止めてしまうことになるということを十分理解してください。

思春期ニキビケアは「洗顔」と「生活習慣の改善」

思春期に特有のホルモンバランスの変化とうまく付き合い、思春期ニキビをケアするにはどのような方法があるのでしょうか?

洗顔

思春期ニキビは、過剰に分泌された皮脂と毛穴汚れが混ざり合い、毛穴づまりを起こすことで発生します。

毛穴につまった皮脂汚れをエサにアクネ菌が増えると、赤ニキビや黄色ニキビとなって治りにくくなります。

基本的なことですが、まずは過剰な皮脂と毛穴汚れをきれいに落とし、肌を清潔に保つことから始めましょう。

ただし、洗いすぎは禁物!洗いすぎて肌が乾燥すると、肌はよけいに皮脂を分泌しようとするため逆効果です。

洗顔は多くても1日2回までにして、肌を清潔にしたあとは必ず保湿することを忘れないようにしましょう。

こちらの記事に正しい洗顔方法について紹介していますので、参考にしてください。

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生活習慣の改善

栄養の偏った食事や睡眠不足、ストレスなどは肌にとって大敵です。

思春期はただでさえホルモンバランスが変化して肌の状態が不安定な時期ですので、そのような時期に生活習慣が乱れるとさらにニビが発生しやすくなったり、悪化したりする可能性があります。

偏食をせず3食きちんと食べる、ファストフードやお菓子を食べ過ぎない、適度に運動をする、十分な睡眠をとるなど、規則的な生活習慣を心がけるようにしましょう。

思春期ニキビはおとなになるために必要な体の変化です。しっかり受け止めて、正しいスキンケアと生活習慣でなおしましょう。

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