【小学生向け】身長を伸ばすのに一番いい睡眠時間とは? | チルコレ

[記事公開日] 2017/12/18
[最終更新日] 2018/01/07 SatoNatsumi

【小学生向け】身長を伸ばすのに一番いい睡眠時間とは?

小学生が身長を伸ばすために不可欠なこと、それは「良質な睡眠」です。ですが小学生はまだ自分で正しい生活リズムをつくることができません。保護者が子どもの良質な睡眠活動をサポートして身長の伸びを後押しましょう。

  • 目次

お子さんはしっかりとした睡眠がとれていますか?

小学生は心身ともに著しく成長する時期ですが、お子さんは十分な睡眠時間が確保できていますか?毎朝すっきりと起きることができていますか?

小学生に適した質の高い睡眠こそが、身長の伸びを応援します。成長期のお子さんと一緒に睡眠の重要性について学び、毎日の睡眠生活を見直して見ませんか?

小学生における睡眠の効果とは?

疲労回復や生活習慣病の予防など睡眠の必要性は色々と検証されていますが、小学生のお子さんにとって睡眠による最大の効果は「身体の発育」ではないでしょうか。

小学生になると成長期に入ります。高学年になるにつれて身長差が大きくなって周りの友達と自分の体格差を比較することも増えるでしょう。

この小学生の成長期は、個人差だけでなく生活習慣が大きく影響することが特徴です。この時期をどう過ごすかで身長が大きく伸びるかどうかが決まります。ですから、身長の伸びを含めた身体の発育のため、正しい「睡眠の知識」を持ってお子さんのために睡眠活動の管理とサポートをしていきたいものですね。

小学生の身長が伸びるメカニズム

身長が伸びるメカニズムを簡単に言うと、骨の両端にある骨端線という軟骨膨張することです。この骨端線は別名「成長線」と呼ばれ、名前の通り成長期の子どもにだけ見られる軟骨です。

骨端線が伸びる大きな要因となるのが、脳下垂体から分泌される「成長ホルモン」です。男性・女性ホルモンや甲状腺ホルモンも関係していますが、骨端線の膨張に大きく作用するのは「成長ホルモン」です。その「成長ホルモン」の分泌量に比例して身長が伸びるという仕組みです。

睡眠の効果

成長期真っ最中の小学生が成長ホルモンの分泌を活性化させ効果的に身長を伸ばすためには、「質の高い睡眠」を「適切な時間」確保することが不可欠です。その理由は成長ホルモンが多く分泌されるのは、夜間の睡眠中であるからです。特にノンレム睡眠と言われる深い眠りの時に成長ホルモンは多く分泌されます。

質の高い睡眠が長時間確保できればできるほど成長ホルモンの分泌が起こり、より大きく体を成長させることが期待できるのです。反対に、寝不足が続くと成長ホルモンの分泌が阻害され身長が伸びにくくなってしまうというわけです。

小学生の健やかな発育のためには、夜更かしや睡眠不足で成長ホルモンの分泌量を低下させないようにしていきたいですね。

身長を伸ばしたい小学生が守るべき睡眠時間って?

「身長を伸ばしたい」と考えている小学生にとっての「良質な睡眠活動」や「必要な睡眠時間」とはどのようなものでしょうか?具体的にみていきましょう。

昔から、日本ではテストで高得点を取るために夜遅くまで勉強することは“勤勉”であり、“美徳”とさえ考えられてきました。ところが近年の学術調査や医学の進歩により、「早寝・早起き」という良質な睡眠活動にこそ多くのメリットがあることがわかってきています。

はじめに、日本の小学生の平均睡眠時間をみてみましょう。ベネッセの調査によると、現代の日本の子どもの睡眠時間は以下の通りです。

  • 小学校1、2年生 8時間50分睡眠
  • 小学校3、4年生 8時間40分睡眠
  • 小学校5、6年生 8時間20分睡眠

(※1)ベネッセ教育情報サイト-子どもの睡眠時間 生活リズムを見直してみよう

この表から、学年が上がるにつれて徐々に睡眠時刻が少なくなっていることがわかりますね。

習い事や塾通いで、就寝時刻が遅くなっていくのは避けられない場合もあるでしょう。しかし、成長ホルモンの分泌という側面で考えると、「早寝・早起き」を心掛けて理想の睡眠時間を確保できるように親が誘導していきたいものですね。

それでは、小学生にとって必要な睡眠時間はどれくらいなのでしょうか?2015年に発表された米国立睡眠財団(NSF)による調査によると、小学生(6~12歳)の推奨睡眠時間は9~11時間です。

(※2)国立睡眠財団(National Sleep Foundation)

日本の小学生は学年を問わず必要な睡眠時間が確保できていないことがわかりますね。

また、日本の小学生の20%が慢性的な睡眠不足だと感じているという調査結果もあり、危機感を感じざるを得ないという深刻な実態があります。

(※3)小児の成長について

では日本の小学生が必要な睡眠時間を確保するために必要なことはなんでしょうか?まず、学研教育総合研究所による小学生の平均就寝時刻の調査結果(2016年9月)を見ていきましょう。

(※4)学研教育総合研究所-小学生白書Web版

この調査によると小学生(6~12歳)の平均就寝時間は21時54分です。学年が上がるにつれて就寝時刻が遅くなっていくことがよくわかるでしょう。起床時間が変わらない場合には、就寝時間が遅くなるということはその分だけ睡眠時間が減少していることを意味します。

睡眠不足を解消するには

日本の子どもの平均睡眠時間は、世界で1、2を争う短さとも言われています。塾や習い事など、最近の小学生は大人より忙しいという声が聞かれることもあります。年齢や体質などによって必要な睡眠時間は違うことも事実ですが、最低9時間は就寝できるように、起床時間から逆算してベッドに入る時間を確認してみましょう。

寝不足で身長の伸びが阻害される?

「寝る子は育つ」という言葉通り、睡眠は子どもの身長を伸ばすために欠かせないものです。逆に、「寝る時間が遅い」「眠りが浅い」場合には成長ホルモンの分泌が少なくなり、背が低い・伸びにくいということにつながってしまいます。

「睡眠のゴールデンタイム」と言われる寝始めてからの3時間に成長ホルモンが大量に分泌されるので、「寝る子は育つ」「早く寝ると背が伸びるよ」と早い時間に布団に入るよう促してあげてください。

質のいい睡眠をとるにはどうしたらいい?

子供に規則正しい睡眠の習慣づけをするには、保護者の協力が不可欠です。身長を伸ばしたいと考えているお子さんのために、今日から「質の高い睡眠生活」を始めて見ませんか。

《スマートフォンやゲームの管理》
  • スマートフォンやゲームの利用時間を決める
  • スマートフォンやゲームをベッドの中に持ち込まないよう、夜間は親が預かる
《落ち着いた環境作り》
  • テレビ視聴の時間を決める
  • 寝る30分前には部屋の明かりを減らす
  • ストレッチをして身体と心をリラックスさせる
《メリハリをつけた生活リズム》
  • 寝る時以外ベッドでごろごろさせない
  • 寝る時間と起きる時間のルールを決める
  • 朝食を食べる習慣をつける

まとめ

たくさんお友達と遊んだり勉強をしたり、かけがえのない小学校生活を目一杯楽しんでもらいたいですね。だからこそ、子どもにはしっかりとした睡眠習慣を身につけてあげたいものですね。

この機会に、お子さんと一緒に睡眠について勉強してみませんか。こども向けの参考サイトをご紹介します。お子さんと一緒に睡眠の重要性について学び、日々の睡眠活動を見直す機会を持ってみてください。

学研キッズネット-睡眠について調べてみよう

また、例えば

江戸川大学-すいみんチェックシート

のように毎日の睡眠を記録できるサイトもあります。最近ではスマホのアプリなど睡眠データを管理できるツールもたくさんありますので、うまく活用してお子さんもやる気を引き出しましょう。

まずは1日も早くお子さんの睡眠の実態を把握し、問題点を認識することが大切です。身長を伸ばす最適なチャンスを逃すのはもったいないです。

小学生に適した睡眠時間を確保して、子どもの健全な心身の発育を見守っていきましょう。

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