思春期ニキビはなぜできる?ニキビについてあなたが知らない7のこと | チルコレ

[記事公開日] 2018/01/08
[最終更新日] 2018/02/15 Tatsuo

思春期ニキビはなぜできる?ニキビについてあなたが知らない7のこと

思春期ニキビについて知っているようで知らないこと、実は意外とあるんです。親が知っておくべき思春期ニキビの実態から、思春期ニキビの原因や予防法、今すぐはじめられる正しい洗顔方法など詳しくご紹介します。

  • 目次

思春期ニキビについて正しく理解していますか?


思春期ニキビなんて、大人になれば治るんだから気にし過ぎなんじゃない?そう思ったことがある方も多いのではないでしょうか。確かに大人になれば治る人がほとんどでしょう。

しかし、思春期ニキビは見た目の重症度とは関係なく、本人にとって深く重い悩みなのです。

■オーストラリアの学会誌「Australasian Journal of Pediatrics and Child Health 」
ニキビに悩む子供の24%がうつ症状を併発、30%以上の子供が自殺を考えたことがある

思春期ニキビの顔やニキビ痕が残る顔を見られたくないがあまり、マスクなしではいられない精神状態になることや、いじめや不登校の原因にもなりかねません。

本人はなんとか治したい一心で、友達に相談したり、インターネットで検索したりするでしょう。

そして、色々な方法を試していくことで、かえって悪化させてしまう場合も少なくありません。

悪化させてしまったことによって、思春期を過ぎても治らないことや、一旦は治っても、またできてしまうといった繰り返しに悩む人も多いのです。

更には選択する薬によっては重大な副作用を引き起こす危険があります。

治したい気持ちが先行し、副作用について深く理解しないまま、薬を手にしてしまうと取り返しのつかないことになりかねません。

そうならないためにも、子供の気持ちに寄り添い、親も一緒に思春期ニキビと向き合っていきたいですね。

あなたが知らない7のこと


1) 原因編


 ・大人ニキビと思春期ニキビの原因は違う

思春期ニキビは体の成長に伴って女性も男性も成長ホルモンや男性ホルモンの分泌量が増えますこの男性ホルモンが皮脂腺を刺激し、皮脂が増加。

排出しきれずに残った皮脂が毛穴を詰まらせ、ニキビになります。こうして思春期ニキビとなってしまいますが、体の成長が終わるころには皮脂量も正常となり、自然に思春期ニキビができなくなります。

大人ニキビの原因はターンオーバーの乱れや肌のバリア機能の低下による角化異常など様々です。

また、ホルモンバランスの崩れが原因となることもあります。生理周期の影響や精神的、肉体的ストレス、寝不足などによってホルモンバランスが崩れてしまいます。

それによって男性ホルモンの働きが優勢になり、皮脂量が増え、毛穴が詰まり大人ニキビとなってしまうのです。

2) 予防編


・正しい洗顔方法は知っていますか?

 洗顔は一日2回。朝と夜だけ行えば十分です。

 洗顔方法については、現在の肌の状態に合わせて選択することが必要です。

ターンオーバーが正常に機能していない人の洗顔方法


ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのことです。そのターンオーバーが正常でない場合、細胞が十分に成長していない状態で肌のバリア機能を担ってしまいます。

私たちが普段直接触っている肌は細胞分裂後の死滅した細胞で形成され、外的要因から守るためのバリア機能を果たしています。

しかし、何らかの原因で細胞が十分に育つ前に表面に押し上げられてしまい、未熟な細胞で形成された肌は十分なバリア機能を果たせず、乾燥肌や敏感肌になったり、ニキビができやすくなったり、毛穴が開く、肌がくすむなど色々な弊害がでてきます。

そんな状態の肌の方は「洗いすぎ」に注意。汗や些細な汚れ、古い角質は水で洗えば落ちます。

洗顔料を使うと洗いすぎになり、さらにターンオーバーが乱れる可能性があります。肌が正常な状態になるまでは水で洗うだけにとどめるのがいいでしょう。

そこで使用する水の温度は30度くらいが目安です。少し冷たいと感じる程度のぬるま湯を使いましょう。

ターンオーバーが正常な人の洗顔方法

1. 手を洗う

まずは顔を洗う手をきれいにします。

2. 水だけで洗う

水で落とせる汚れは先に全て落として、洗顔料をつけて洗う時間をできるだけ短くなるようにします。

3. 洗顔料を泡立てる

きめ細かい泡をたくさん作ります。

泡立てネットなどを使うと早く泡立てることが出来ます。

4. 泡を顔にのせる

泡を顔にのせたら、皮脂が気になるところだけ、手が肌に触れないようにやさしく円を描くように泡をあてていきます。この時に泡をのせている時間が短くなるように素早く行います。

5. 泡が残らないようにすすぐ

泡が残らないように、しっかりすすぎます。

すすぎは念入りに、することが大切です。

6. タオルで水気をふき取る

タオルは新しいものを使用し、ポンポンあてるように水分を吸収させます。

ゴシゴシ拭いてはいけません。

お風呂で洗う順番も重要

お風呂では上から下に洗っていくのが基本です。まず頭を洗います。トリートメントの成分などが体を伝っていきますので、全て髪の毛を洗い終えることがポイントです。そして次に体を洗います。

体についた洗浄成分をきちんと流したら、最後に顔を洗います。お化粧をしている場合はメイクの油分がシャンプーなどの強い洗浄成分から肌を守ってくれますし、温まった後では毛穴が広がり、汚れも落ちやすくなっています。

シャワーを顔にかけてしまいたいところですが、我慢です。熱いお湯は使用せず、30度くらいのぬるま湯を洗面器にためて、手ですくって洗いましょう。

3) 治療編


ニキビの治療を行う際は、すでにできてしまったニキビを治すことと、ニキビができない肌になることの二つの視点を念頭に置く必要があります

医療機関に行くとすでにできてしまったニキビを治すための対症療法を施されますが、それと同時に肌バリア機能を正常にさせてニキビができにくい肌質にまでもっていかなくては、根本的な治療とはいえません

対症療法は時に肌のバリア機能を低下させてしまうこともあります。治療方法は医師とよく話し合い、自分の肌の状態に適した治療を選択していきたいですね。

・思春期ニキビは種類がある(白ニキビ、赤ニキビ など)

白ニキビ

角栓によって塞がった毛穴の内部に皮脂が溜まりつつある状態です。

白くプツっとした吹き出物ですが、炎症は起きていない状態でアクネ菌の本格的な増殖は始まっていません。この段階で治療をすれば重症化して痕が残るといったリスクは防げます。

医療機関では面皰圧出と呼ばれる、白ニキビに小さな穴をあけて、専用器具で中に詰まっているものを出すという手法があります。

黒ニキビ

白ニキビの毛穴が開き、内部に溜まった皮脂が表皮からあらわれ、空気中の酸素によって黒く酸化された状態です。白ニキビと同様に炎症を起こしている状態ではありません

医療機関ではアクネプレッシャーという器具を用いて中の物を絞り出したり、レーザーで毛穴が開いている部分を一旦削って健康な皮膚が再生してくるのを待ったり、外用薬、ケミカルピーリングなど様々な治療法がありますが、すべて対症療法になります。

治療の際は再発しないための肌作りについても合わせて相談したいですね。

赤ニキビ

白ニキビが悪化し、炎症を起こしてしまい、腫れを伴っている状態です。アクネ菌が盛んに活動し、炎症を引き起こす様々な物質がつくられてしまいます。

医療機関では抗生物質の薬の処方でアクネ菌の繁殖を抑える治療方法や、面皰圧出、ケミカルピーリングなど様々です。こちらも対症療法なので、再発しない肌にするための抜本的な治療も合わせて相談することが大切です。

黄色ニキビ

赤ニキビがさらに悪化して炎症が激しくなり、膿んで黄色くなっているニキビです。アクネ菌が生み出したリパーゼが薄くなった毛包の壁を破壊し、炎症を起こす物質が一気に外へいき、炎症がまわりに広がってしまいます。

さらに、重症化するとニキビ痕が出来てしまう恐れがあります。自己判断せずに、医療機関を受診しましょう。抗菌薬の飲み薬や外用薬、ケミカルピーリングなど様々な治療法があります。医師と相談し、治していきましょう。

紫ニキビ

炎症が極限まで悪化し、毛穴の中に膿と血が溜まって腫れあがっている状態です。ここまで悪化してしまうと、治った後にニキビ痕が残る確率が高くなります。ニキビ痕を大きくしないためにも、潰したりしてはいけません。

まずはこれ以上広げないことと、一刻も早く状態を緩和させるために、医療機関を受診し、医師に相談しましょう。

治療は患部を切開して膿や血などを出す方法や、漢方薬、外用薬、注射など様々です。こちらも対症療法なので、根本的なニキビのできない肌づくりも合わせて相談していきましょう。

 

肌にも種類がある

脂性肌

脂性肌とは、皮脂が多すぎる肌のことで、オイリー肌とも呼ばれます。そもそも皮脂とは肌表面を守るための保護膜であり、その保護膜が過剰な状態であるということは、肌が過剰な保護を必要としているということになります。

つまり、肌本来のバリア機能が低下しているため、それを補おうとしているのです。そして、その原因は乾燥にあります。

脂性肌の方こそ、積極的な保湿が必要といえます。また、脂性肌の原因はホルモンバランスの崩れによる場合もあります。

男性ホルモンの過剰分泌により、皮脂量が増加してしまうのです。その際に一番注意したいのが洗顔方法です。

皮脂を気にするがあまり、強力な洗顔料で強く洗ってしまい、肌に刺激を与えるだけでなく、肌本来の保湿成分も奪い、肌は表面を守るためにさらに皮脂を分泌しようとします。

肌は正常な状態ではなくなっており、とてもデリケートです。摩擦や刺激を与えないよう、優しく洗いましょう。

乾燥肌

肌の水分を保持しているのは表皮の角質層です。わずか0.02mm程度の薄い層で、キッチンラップくらいの厚さです。ここに健康な状態であれば、15~20%の水分が保持されています。乾燥肌の方はその量が10%以下の状態です。

その乾燥によって肌のバリア機能が低下し、毛穴の収縮や角栓詰まりといったニキビの発生要因が作り出されてしまいます。まずは角質層の水分量を正常な状態に保てるよう、保湿ケアを行い、肌本来のバリア機能を取り戻しましょう。

混合肌

乾燥によって、肌のバリア機能が低下し、肌表面を守るために過剰に皮脂を分泌してしまうのが脂性肌。乾燥した状態のまま、皮脂が過剰に分泌されない状態が乾燥肌。

つまり、表面上に現れている状況は異なりますが、どちらも角質層の乾燥によって肌本来のバリア機能が果たせていない状態なのです。

混合肌についても同様で、乾燥によって生じたトラブルが場所によって異なった状態で出現しているだけなのです。

混合肌の場合、肌のバリア機能が弱まっているので、とにかく刺激を与えないようにしましょう。そして、肌本来の正常なバリア機能が戻るよう、角質層に水分を補給する保湿ケアを行いましょう

 

ニキビのできる場所別ケア

生え際にできるニキビ

枕カバーなどの衛生状態を確認し、シャンプーなどのすすぎ不足にならないように気をつけ、清潔を保ちましょう。

かゆみを伴う場合は脂漏性皮膚炎などのニキビ以外の皮膚炎である可能性もありますので、医療機関を受診しましょう。

おでこにできるニキビ

炎症性ではない白ニキビや黒ニキビは保湿ケアを十分に行い、清潔を保ちましょう。自然に治る可能性が高いです。

前髪がおでこにかかっている場合は摩擦やシャンプーのすすぎ残しなどで悪化する場合があるので、注意しましょう。赤ニキビの場合は医療機関を受診して相談しましょう。

鼻にできるニキビ

正しい洗顔方法と乾燥を防ぐための保湿ケアが大切ですが、赤ニキビなどの炎症を伴う場合は医療機関で医師と相談しましょう。

鼻の下にできるニキビ

男性であればヒゲが生える場所にできるニキビは、ほとんどが男性ホルモンの影響が根本原因となっています。

ホルモンバランスの乱れの原因となっているストレスを軽減させるなど、生活習慣を見直してみましょう。

頬にできるニキビ

左右どちらか一方にだけニキビができる場合は、枕カバーの雑菌などの影響が考えられますので、清潔な寝具にかえてみましょう。

両方にできている場合は、ホルモンバランスの乱れや乾燥が原因の可能性が高いです。炎症性のニキビができている場合は医療機関を受診しましょう。

フェイスラインにできるニキビ

もみあげから顎にかけてのUゾーンに多くできるニキビは20代以降に多い大人ニキビの典型的な症状です。思春期ニキビとは異なり、皮脂を洗い落とすケアは意味がありません。

角質層への保湿ケアで肌本来のバリア機能を取り戻し、ホルモンバランスの乱れの原因を取り除くことが大切です。

最も気をつけたいニキビループ

なかなかニキビが治らない。思春期ニキビだからいつか治ると思っていたけれど、大人になっても治らない。

一旦は治っても、時間がたつと再発する。そんなニキビループに陥っている方は少なくないようです。このような何度も繰り返すニキビの場合、対症療法では解決できません。

男性ホルモンの過剰、角質層の乾燥、という2つの根本原因を取り除く必要があります。

ケミカルピーリングなどの刺激の強い施術は健康な肌に偶然生じたニキビを治すには効果的な場合もありますが、ニキビが多くできてしまうような敏感な肌になってしまっている方には向かないなど、対症療法が逆にニキビをできやすい肌にしてしまっている場合があります。

まとめ

思春期ニキビは成長過程ではできてしまうのは仕方がないといえます。あまりに過剰に気になる場合はメイクを味方にしてしまいましょう。

メイクが毛穴を詰まらせてニキビになるというイメージがあるかもしれませんが、メイクが強力に毛穴を塞ぐことはありません

ニキビがあってもメイク自体は問題ないのです。メイクをすることで人の目線も気にならなくなり、ストレスを軽減することがでできます。

また、日焼け止めや保湿効果のあるベースメイクをすることで、外的刺激から肌を守ることができます。

ニキビができているということは肌本来のバリア機能が弱っているので、低刺激性のコスメを使用するなどして、思春期ニキビをストレスなく乗り切りましょう。

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